平成13年度研究計画であるラットの球海綿体筋における神経栄養因子(インシュリン様成長因子-I(IGF-I)、脳由来神経栄養因子(BDNF)、ニューロトロピン-3(NT-3)、毛様体神経栄養因子(CNTF))の免疫組織化学的同定とその発現調節の解析に関し、次の結果が得られた。 (1)インシュリン様成長因子-I(IGF-I、アップステート社)、脳由来神経栄養因子(BDNF、ジェンザイム/テク社)、ニューロトロピン-3(NT-3、バイオジェネシス社)、毛様体神経栄養因子(CNTF、ジェンザイム/テク社))の抗体を用いて、正常雄ラットの球海綿体筋を免疫組織化学的に調べた。 (2)球海綿体筋はNT-3、CNTFに免疫陰性であったがIGF-I、BDNFに一部免疫陽性反応が認められた。IGF-I、BDNFに関しては他社の抗体を用いて再検討する予定である。
|