(1)時間遅延を用いた光パラメトリックチャープパルス増幅方式を提案した。この方式で、励起及びシードパルスレーザー光の間に生じる時間幅のミスマッチング問題を解決することが可能となり、安定したチャープパルスレーザー光の増幅を実現することができる。 (2)光パラメトリックチャープパルス増幅システムにおける最適設計法を検討した。レーザーパルスのピーク強度、エネルギー、時間分布の特性によっては、非線形光学結晶の最適な厚さが異なり、システム安定性も異なうことが数値解析で分かった。これによって、最適な光学系の設計法を導いた。 (3)スモールシグナルの条件での光パラメトリックチャープパレス増幅レーザーシステムの利得に関する解析解が導かれた。
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