• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2001 年度 実績報告書

厚板鋼構造物制振用無調整型吸振器の開発

研究課題

研究課題/領域番号 13650261
研究機関静岡理工科大学

研究代表者

浦田 喜彦  静岡理工科大学, 理工学部, 教授 (60024329)

キーワード厚板構造 / C型パンチプレス / 騒音・振動 / 減衰 / 無調整吸振器 / 設計 / 解析解
研究概要

平成13年度の研究は理論面および実験面で行った.まず,理論面では目的とする無調整吸振器の設計に供する解析解を用いた板振動のシミュレーション法の確立が必要となる.特に離散的な点で集中力が作用する問題は板と吸振器の結合系のモデル化に必要であるが,本年度は集中力による板の強制振動と点支持された板の自由振動についてのこれまでの研究結果をまとめ,日本機会学会論文集に投稿し,掲載化の決定を得ている.これを拡張すれば板と吸振器の結合系を扱えるようになる.さらに厚板を取り扱うためにMindlin理論も解析解で扱えるように方法を拡張する必要があるが,これについても成果を得ている.総括すれば基礎理論の道具立てはほぼ揃ったことになるので次年度にこれを活用していく予定である.
実験ではまず原理実験に相当する無調整吸振器の試行実験を行ったが,予想通りかなりの効果が確認された.ただ,現時点ではパラメーターの適正化が十分ではないので制振効果はさらに向上させられると考えている.また,吸振器に用いる粘弾性体の特性の同定については現在のところ精度の面で十分ではなく,課題を残している.これは試作した測定器の剛性が十分ではなかったことによると見られ,改良のめどはついている.
平成14年度は理論実験を有機的に結合して研究の実が挙がるように努力する.

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 浦田喜彦: "解析解による板の曲げ振動解析(集中励振力とその関連問題)"日本機械学会論文集(C編). (掲載可、未定).

URL: 

公開日: 2003-04-03   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi