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2004 年度 実績報告書

光ファイバのマイクロ旋盤加工に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 13650291
研究機関岐阜工業高等専門学校

研究代表者

稲葉 成基  岐阜工業高等専門学校, 電気情報工学科, 教授 (30110183)

研究分担者 羽根 一博  東北大学, 大学院・工学研究科, 教授 (50164893)
キーワード光ファイバ / 微細加工 / 旋盤 / エッチング / プラズマ加工
研究概要

直径500μm以下のガラス棒(光ファイバを念頭においている)に対して、金属材料用の旋盤に類似したマイクロ旋盤加工法を確立する。これまで特殊な目的のために蓄積された個々の技術を統合し、各種の加工法に簡便に対応できるような汎用性のあるシステムを構築することが本研究の最終的な目的である。ドライエッチングによる突ききり加工およびテーパー加工、ウェットエッチングを用いた簡便な旋盤加工、ファイバコア部の芯だし加工を実現してきた。今年度は最終年度であり、以下のように実験を行い、研究をまとめた。
1.ウェットエッチングとドライエッチングを組み合わせ、細径加工の時間短縮をはかった。
2.旋盤のバイトにあたるマスクとしてNiメッキを用いた手法を確立した。
3.マスク作成のための回転型マイクロ光造形法に関する研究を行い、20μm程度の間隔で、周期的な同軸円筒のマスクを製作することに成功している。また、微小球の3次元光トラップに成功し、光ファイバの任意の部分に1μmのマスクを施すことができるようになった。
4.ウェットエッチングとレーザアシストを組み合わせ、He-Cdレーザの照射スポットが選択的にエッチングされていることを確認したが、旋盤加工に取り入れるためには、解決しなくてはならない問題があり、現在のところ実用的ではないものと考えられる。
5.位置決めなど多くはパソコン制御されているが、切削をリアルタイムでモニタリングすることはできず、時間管理によるものである。
6.これまでの加工法について論文に纏め公表した。(2005年5月掲載)

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2005 2004

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] ファイバ型光制御デバイスのための三次元的微細加工2005

    • 著者名/発表者名
      熊崎 裕教
    • 雑誌名

      電気学会論文誌E 125巻5号(印刷中)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [雑誌論文] 光ファイバの微細加工とその応用2004

    • 著者名/発表者名
      稲葉 成基
    • 雑誌名

      岐阜高専紀要 39巻

      ページ: 105-108

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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