研究課題/領域番号 |
13650598
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研究機関 | 和歌山大学 |
研究代表者 |
金子 泰純 和歌山大学, システム工学部, 助教授 (60243367)
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研究分担者 |
山本 秀一 和歌山大学, システム工学部, 講師 (30243372)
吉田 登 和歌山大学, システム工学部, 助教授 (60263224)
日下 正基 和歌山大学, システム工学部, 教授 (70029221)
谷川 寛樹 和歌山大学, システム工学部, 講師 (90304188)
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キーワード | 物質フロー / 森林ストック / リサイクル技術 / 一般均衡分析モデル |
研究概要 |
1.和歌山県を対象に産業エコロジーモデルのサブモデルである植林・伐採モデルを作成した。これによって、森林ストックの定量把握が可能になり、将来の伐採可能材積を推計することが可能となった。 2.和歌山県における事業系食品廃棄物及び廃プラスッチクの発生量を推計し、食品廃棄物の堆肥化及び廃プラスチックのガス化・油化等のリサイクル技術評価を行い、これらの廃棄物の循環型の活用が地域経済にどのような寄与ができるかを明らかにした。 3.産業廃棄物と一般廃棄物を合わせて、かつ広域処理することで、廃棄物を資源・エネルギーとして活用できる可能性を、各種技術を多面的に比較しつつ評価した。 4.物流統計データ及び産業連関表を利用して地域間の物質投入産出フローの推計手法を開発した。これによって、地域の物質代謝の状況を把握・評価することができ、さらに地域連携による循環形成の効果を示すことができた。 5.和歌山県を対象に、一般均衡分析モデルを作成した。このモデルを用いて産業廃棄物税導入が地域経済に及ぼす影響を分析した。 以上のモデルは、いずれもプロトタイプのサブモデルであり、今後、モデルの精度向上、適用領域の拡大をはかり、そのうえで、各サブモデルを統合した産業エコロジーモデルの開発に取り組んでいく。
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