研究課題/領域番号 |
13650664
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
渡辺 俊 筑波大学, 社会工学系, 助教授 (60212320)
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研究分担者 |
坂本 淳二 広島国際大学, 社会環境科学部, 助教授 (20302383)
藤川 昌樹 筑波大学, 社会工学系, 助教授 (90228974)
谷村 秀彦 北九州市立大学, 社会システム研究科, 教授 (40111356)
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キーワード | 国際研究者交流 / インターネット / WebGIS / デジタルアーカイブス |
研究概要 |
本年度は、昨年度作成されたWebGISデータベースのリファイン、及びそれを用いた分析/評価を行った。 まず、谷村によりこれまでの研究の成果が纏められ、論文「北京四合院住区の現状とその再生」として日中建築会報No53に掲載された。渡辺は、住民アンケート調査データベースをGISの空間データにマップすることで、空間分析を可能とした。谷村・渡辺は共同研究者である上北と共に、作成されたシステムを用いて北京に於ける住環境の現状分析を行い、その結果を「中国集合住宅における食事空間の成立と空間構成」として日本建築学会論文報告集に投稿した。 一方、システムの評価としては、前年度末に北京清華大学建築学院で行われた研究報告会での実験により、現在の日本/中国間の回線速度では、十分なパフォーマンスを得ることは困難であることが確認された。また、清華大学のファイアーウォールが、クライアントとなるマシンのダイナミックなアドレス割り当てに対してftpを解放していないこともシステム設計上問題となることが分かった。 以上の作業を踏まえ、9月28に東京で研究会を開催し、共同研究者全員が集まって、これまでの研究経過を確認すると共に、今後の方針について議論を行った。また2月19〜20日には、坂本が筑波大学を訪れ、最終報告に向けての検討を行った。最後に2月24日から27日まで藤川が訪中し、北京清華大学建築学院にて海外共同研究者である譚副教授と共同研究の総括を行った。
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