研究概要 |
SiO_2-CaO-Na_2O系スラグにCaFを添加した場合に生成するフッ化物の種類をX線回折によって同定した。SiF_4は、常温からガス相であり、ガス分析から求めた。1000℃以上で蒸発する、NaFは、下流の低温部で析出する。また、一部は、Na_2SiF_6(ナトリウムヘキサフルオロシリケイト)が生成することが明らかになった。 これまで、Ar,N_2,He中における、NaFの相互拡散係数の測定は終わり、Chapman-Enskogの式におけるパラメータを求めた。 来年度において、SiF_4中におけるNaFの拡散現象を明らかにすることを目的として、研究を進めたい。
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