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2002 年度 実績報告書

アレルギーに関与するソバの種子タンパク質の解析

研究課題

研究課題/領域番号 13660012
研究機関北海道大学

研究代表者

藤野 介延  北海道大学, 大学院・農学研究科, 講師 (80229020)

研究分担者 増田 清  北海道大学, 大学院・農学研究科, 助教授 (60157203)
キーワードソバ / 種子タンパク質 / アレルゲン / そばアレルギー
研究概要

そばアレルギーは、患者ごとに多様性があり、幾つかのタンパク質がアレルゲンとして考えられている。本研究では新たにそばアレルギー患者血清と反応のあったBW8KDタンパク質の解析を試みた。判明したN末端アミノ酸配列よりDNAプライマーを作成し、RT-PCRを行なった。PCR産物をクローニングし、塩基配列を決定した結果、BW8KDのアミノ酸配列と一致した。BW8KD遺伝子は予想されるアミノ酸配列より、相同性・保存されたシステイン位置により2Sアルブミンタンパク質であることが判明した。2Sアルブミンタンパク質は植物種を問わず広く知られている主要な種子貯蔵タンパク質の一つであり、ブラジルナッツやピーナッツ等のアレルゲンであることが判明している。BW8KDの全長を大腸菌発現ベクターへ組込み、蛋白質発現を行なった。大腸菌で発現したタンパク質とそばアレルギー患者血清と反応させた結果、患者により反応性が異なったが、非常に強く反応する試料もあった。このことからソバの2Sアルブミンタンパク質はソバのアレルゲンであることが判明した。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 藤野 介延: "ソバの種子発達中に発現する新規のアレルゲンタンパク質の解析"日本作物学会紀事. 71・別2. 212-213 (2002)

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公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

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