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2002 年度 実績報告書

Pelargonium属植物における黄花品種の育成

研究課題

研究課題/領域番号 13660033
研究機関愛媛大学

研究代表者

柿原 文香  愛媛大学, 農学部, 助手 (80101377)

研究分担者 加藤 正弘  愛媛大学, 農学部, 教授 (30036404)
キーワードPelargonium / Hoarea節 / 種間交雑 / 花色 / 黄花品種 / Pelargonium節 / 花弁培養 / 胚珠培養
研究概要

1.花弁培養による花色変異の拡大
(1)Hoarea節に属し、黄色花を有する数品種(P.rapaceum(R),P.appendicullatum(A)およびP.oblongatum(0)など)の開花前の花弁(蕾長4〜10mm)を外植体に用いて花弁培養(基本培地:White培地)を行った。カルス形成は、種により多少の差異が見られたものの、概ね良好であった。
(2)MSを基本培地とし、NAA、Kinetin、TDZおよびCasamino acids、Peptohe、Tryptoneの添加の有無と添加量による組合せにて、カルスからの再分化培地を検討した。ホルモンフリーおよびTDZ添加がシュート形成に効果が見られたものの、形成率はまだ低く、今後さらに培養条件を検討する必要がある。
2. 種間交雑による花色の変異拡大
薄いクリーム色の花弁を持つP.oblongatum、P.appendicullatum、P.rapaceum、P.campestre、P.caroli-henrich、P.namaquense(Hoarea節)(2n=22)の間で、また、Pelargonium節に分類されるP.crispum(2n=22)との間で相互交配した。自然交配で種子が得られない交雑組み合わせでは胚珠培養法を用いた。
Hoarea節内で交雑を行った約40の交配組合せのうち,9組合せから種子が得られた。節間における組合せでは、P.crispum'Lemon C.'およびP.crispum'Prince R.'を種子親に用いた場合,胚珠培養の併用により個体が得られた。得られた種間交雑により得られた個体は、現在育成中で、今後、開花を待って開花特性や花型・花色などの諸形質を詳細に調査する予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 柿原文香, 勝見淳, 加藤正弘: "南アフリカより導入したPelargonium属野生種の諸特性"国際植物増殖者会議日本支部第9回愛媛大会講演要旨集. 21-22 (2002)

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公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

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