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2003 年度 実績報告書

駿河湾に出現するソコダラ科浮遊仔魚の発育および生態に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 13660193
研究機関東海大学

研究代表者

福井 篤  東海大学, 海洋学部, 助教授 (90307249)

研究分担者 魚谷 逸朗  東海大学, 海洋学部, 教授 (20056295)
キーワード卵稚仔 / ソコダラ科 / 初期生活史 / 駿河湾
研究概要

平成15年度では,平成13〜14年度に引き続き,各月1回(2〜3日),東海大学所属の北斗(20トン)を用い,駿河湾内の定点で魚類プランクトン調査を実施した。採集層は表層,100→10m層,200→100m層,350→200m層である。表層では1.3×1.2mの角型ネットを水平曳きし,他の3層では口径1.3mのリングネットを斜め曳きした。ネットの網目の大きさは0.53mmである。平成15年度から,新たに,近底層でも調査を実施した。近底層の採集は三保半島に沿って岸とほぼ平行に水深200-300mの底上で行った。また,三保灯台の前面にある海底谷の水深200mから500mにかけての曳網を実施した。これらの近底層の採集も,毎月1回,実施した。卵と仔魚の種名を決定するために,沼津漁協において,ソコダラ科成魚を買い取り,DNAの塩基配列の読み取りを行った。
3年間の調査において,以下のことが明らかになった。
1.ムグラヒゲ?の卵と前期仔魚の形態
2.ヘリダラの卵と前期仔魚の形態
3.駿河湾におけるムグラヒゲ?とヘリダラ卵の分布
4.ムグラヒゲ?,トウジン?,ヘリダラ,サガミソコダラの仔魚の形態
ムグラヒゲ,トウジンについては,計数形質が重複する種のすべての塩基配列を調査していないので,まだ種名を決定していない。
【研究成果の発表】
平成15年度では,本調査で採集されたチゴダラ科のカラスダラの稚魚をIchthyological Researchに発表した。また,日本魚類学会年会において,サガミソコダラの仔魚の形態を口頭発表した。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Atsushi Fukui^*, Takao Tsuchiya, Itsuro Uotani: "Pelagic juvenile of Halargyreus johnsonii (Gadiformes : Moridae) from Suruga Bay, Japan"Ichthyological Research. 50(2). 186-189 (2003)

  • [文献書誌] Atsushi Fukui^*, Takao Tsuchiya, Itsuro Uotani: "Pelagic larvae of Ventrifossa garamanii (Gadiformes : Macrouridae) from Suruga Bay, Japan"Ichthyological Research. (2004)

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公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

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