研究課題/領域番号 |
13660281
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用動物科学
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研究機関 | 宇都宮大学 |
研究代表者 |
杉田 昭栄 宇都宮大学, 農学部, 教授 (50154472)
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研究分担者 |
青山 真人 宇都宮大学, 農学部, 助手 (90282384)
阿山 みよし 宇都宮大学, 工学部, 教授 (30251078)
菅原 邦生 宇都宮大学, 農学部, 教授 (50091947)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2003
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キーワード | 声紋分析 / 警戒コール / 第一警戒コール / ハシブトガラス / voice analyzing / Voice wave cycle |
研究概要 |
カラスの声紋分析 警戒コールは第一警戒コール、警戒コールA、警戒コールBの3種類が、行動観察及び音声解析より確認された。また、行動観察より、第一警戒後、ハシブトガラスの警戒心が増加したと推測される状況下において、警戒コールA及び警戒コールBへの変化が確認された。 第一警戒コールは、ヒトが近づいた際など、ハシブトガラスの警戒心が発生すると推測される状況下において、最初に一回のみ発声を行うコールである。警戒コールAは、第一警戒コールを発した後、ハシブトガラスの警戒心が増加したと推測される状況下において、集音したコールである。警戒心の増加に伴い、回数が増え、一つの声の長さと、その次の声までの間隔が短くなり、他の個体も同時に警戒コールを発し、群れ全体に警戒を促す。警戒コールBは、警戒コールAと同様、第一警戒コールを発した後、ハシブトガラスの警戒が増加したと推測される状況下において、集音したコールである。警戒コールBの特徴として、一個体で発し、警戒コールAと比較すると、強く、回数は少ない。 また、ハシブトガラスは、比較的澄んだ声を出し、ほとんどの声紋が、明瞭な縞を示した。また、多くのコールは500〜10000Hz付近の広範囲にわたって発声しており、1000〜2000Hz付近の音圧が高いという特徴がみられた。
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