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2002 年度 実績報告書

セルソーターにより分画・分取した胸腺リンパ球の遺伝子発現解析

研究課題

研究課題/領域番号 13670002
研究機関東北大学

研究代表者

伊藤 恒敏  東北大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (90004746)

研究分担者 山岸 舞  東北大学, 大学院・医学系研究科, 助手 (90332501)
曽我 浩之  東北大学, 大学院・医学系研究科, 助手 (20282121)
中村 雅典  昭和大学, 歯学部, 教授 (50180394)
キーワード胸腺 / 胸腺リンパ球 / 分化 / 選択 / 表面マーカー / セルソーティング / 同定
研究概要

胸腺リンパ球の「選択機構」を明らかにするため、「選択機構」に直面する「選択」直前の胸腺リンパ球を同定することが本課題の目的である。
昨年度の研究で、細胞の大きさが予想以上に重要なパラメーターになることが判明し、また、一部そのパラメーターでの解析が胸腺リンパ球の分化の解析にきわめて有効であることが証明できたので、本年度は細胞の大きさを最大限活用できるパラメーターの開発に本格的に取り組み、そのパラメーターを自在に扱うことができるアプリケーション(フローサイトメーターの計測データはFCSファイル(Data File Standard for Flow Cytometry. Cytometry 11:323-332,1990)によって保存されているので、FCSファイルを読み込んでパラメタ間で演算処理を行うソフトウエア(Java2言語で4850行))を完成させた。この新しいソフトウエアでの胸腺リンパ球の分化の解析では、これまでになかった分化途上の数種類のまだ同定されていない亜群を発見・同定し、それによって胸腺リンパ球の分化過程のモデルを基本的に作りかえる必要があることが解明された。
一方、開発したパラメタによってソーティングを行うためにはセルソーター内部で信号処理を行うことが必要なので、セルソーター(BD社FACStar PLUS)の内部構造を解析したところ、イベントパルスの微分・積分・比等の演算が可能なパルスプロセッサ・ボードを搭載していることが判明した。このボードの演算出力によって細胞をソートすることができることを利用し、セルソーターのコントローラー・ボードとデータバス調停をおこなって、外部のPCから設定データを書き込むためのハードウエアを設計・製作し、試行錯誤を繰り返した末、完成した。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Tamura A. et al.: "Distribution of two types of lymphocytes, intraepithelial and lamina propria-associated ones, in the murine small intesine"Cell and Tissue Research. 311(in press). (2003)

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公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

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