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2001 年度 実績報告書

L型Caチャネルの細胞内因子による調節機構

研究課題

研究課題/領域番号 13670045
研究機関鹿児島大学

研究代表者

亀山 正樹  鹿児島大学, 医学部, 教授 (60150059)

研究分担者 はお り英  鹿児島大学, 医学部, 助手 (40311881)
亀山 亜砂子  鹿児島大学, 医学部, 講師 (70244225)
キーワードCaチャネル / イオンチャネル / パッチクランプ / 心筋細胞
研究概要

L型Caチャネルは、細胞機能に重要な役割を果たしており、その調節機構を解明することは、細胞機能制御の理解のために重要である。報告者らは、Caチャネルのrun-downが細胞内蛋白因子とATPの喪失に起因することを発見し、蛋白因子の一つがプロテアーゼ阻害蛋白であるカルパスタチンであることを明らかにし、さらに、もう一つの蛋白因子が分子量300kDa以上の分画にあることを示し、H因子と命名した。これらの成果を踏まえ、本研究では、1)上記H因子を同定する、2)Caチャネル活性化因子とチャネル分子との相互作用を解明する、ことを目標として、実験を行った。H因子の同定:牛心臓より調製した心筋抽出液をゲルろ過してH分画を採取し、それをさらにDEAEクロマトグラフ法で分画し、各分画をモルモット心臓より得た単離心筋細胞のCaチャネルにinside-outパッチ条件下で作用させることにより、チャネル活性化能を検定した。その結果、H因子のDEAEクロマトグラフ法での溶出位置が判明した。しかし、H因子の精製に有用と思われる他のクロマトグラフ法については、なお検討中である。チャネル活性化因子の作用するチャネル領域の解明:この研究の第一段階として、モルモットCaチャネルα1Cサブユニット遺伝子の操作により、同サブユニットの細胞内部位の断片ペプチドを数種作成し、チャネル活性化因子との結合を検討した。この結果、チャネル活性化因子との結合を示唆するα1Cサブユニット断片ペプチドが見出された。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Kuroki S, Kameyama A et al.: "Regulation of the expressed L-type Ca channel by cAMP-dependent phosphorylation"Jpn.J.Physiol. 51(Suppl). S175-S175 (2001)

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公開日: 2003-04-03   更新日: 2016-04-21  

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