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2001 年度 実績報告書

TGFβ-1を中心とした骨代謝関連の系統的遺伝子解析

研究課題

研究課題/領域番号 13670147
研究機関長崎大学

研究代表者

吉浦 孝一郎  長崎大学, 医学部, 助手 (00304931)

キーワードCamurati-Engelmann病 / ジーンターゲッティング / モデルマウス / キメラマウス / germline transmission / ES細胞 / エクソン4
研究概要

Camurati-Emgelmann病に見られるDNA点突然変異をマウスに導入して骨系統疾患を誘導し、そのモデルマウスを解析することによって骨代謝を研究することとした。C2228RとなるようにDNA変異をエクソン4に導入し、さらにイントロン3にLoxP部位を両脇に挿入したPGKl-Neoカセットを導入しターゲテイングコンストラクトを作成した。このターゲテイングコンストラクトを129Sv由来のES細胞に電気穿孔法によってトランスフェクションして、ネオマイシンで選択培養し、PCR法およびサザンプロット法にて相同組み換え体をスクリーニングした。最初のターゲテイングコンストラクトでは3'の相同部位が約1kbと短く、3000個のES細胞のスクリーニングでも相同組み換え体を得ることはできなかった。3'の相同部位を約4kbと長くし、サザンプロット法にてスクリーニングすることによって1個の相同組み換えES細胞を得ることができた。このES細胞は、3'のプローブ、5'のプローブにて相同組み換え体であることを確認し、またNeoを用いたサザンプロット解析にて、Neoカセットが1個だけ挿入されていることを確認した。この相同組み換え体ES細胞を用いてC57B1/6Nマウスの桑実胚に注入し仮親に戻すことにより、現在までに8匹のキメラマウスの誕生を確認している。今後このキメラマウスをC57B1/6Nと交配させgermline transmissionを確認し,ヘテロ変異体およびホモ変異体の作成を行い、目標の骨代謝関連の系統的遺伝子解析を行う予定である。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Ghadami M, Yoshiura KI et al.: "Confirmation of genetic homogeneity of syndactyly type 1 in an Iranian family."American Journal of Medical Genetics. 104(2). 147-151 (2001)

  • [文献書誌] Kurotaki N, Yoshiura KI et al.: "Molecular characterization of NSD1, a human homologue of the mouse Nsd1 gene"Gene. 279(2). 197-204 (2001)

  • [文献書誌] Saito T, Yoshiura KI et al.: "Domain-specific mutations of a transforming growth factor (TGF)-beta 1 latency-associated peptide cause Camurati-Engelmann disease because of the formation of a constitutively active form of TGF-beta 1."Journal of Biological Chemistry. 276(15). 11469-114172 (2001)

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公開日: 2003-04-03   更新日: 2016-04-21  

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