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2001 年度 実績報告書

都市化がもたらすデング熱媒介蚊の生態遺伝的変化

研究課題

研究課題/領域番号 13670249
研究機関長崎大学

研究代表者

津田 良夫  長崎大学, 熱帯医学研究所, 講師 (20207393)

研究分担者 杉山 章  名古屋女子大学, 家政学科, 教授 (30196761)
都野 展子  長崎大学, 熱帯医学研究所, 助手 (60295102)
高木 雅博  長崎大学, 熱帯医学研究所, 教授 (60024684)
沢辺 京子  産業医科大学, 医学部, 助手 (10215923)
江下 優樹  大分医科大学, 医学部, 助教授 (10082223)
キーワードネッタイシマカ / デング熱 / 都市化 / 遺伝的変異
研究概要

インドネシア・スラバや市で採集されたネッタイシマカのサンプルを基に腹部が白っぽい個体と黒っぽい個体の人為選抜を継続している。現在までに11世代が経過しそれぞれ白色、黒色の形質がほぼ固定された。体色がほぼ固定してきた選抜7世代目に、幼虫及び成虫の基本的形質(発育速度、寿命、産卵数)および成虫の形態的特徴を詳細に調査した。その結果、これらの形質に関しては両系統間に大きな差はほとんど見られないことがわかってきた。選抜7世代目の成虫を用いて、デング熱ウイルス2型に対する感受性実験を行った。得られたサンプルを現在分析中である。
ベトナムの南北8カ所からネツタイシマカ幼虫を採集し、実験室で成虫まで飼育してその腹部斑紋の変異を調べた。その結果・インドネシア・スラバヤやフィリピン・マニラでこれまで我々が実施した調査結果に比べて、著しく黒い集団であることが確認された。ハノイで採集されたサンプルを用いて、体色に関する人為選抜を実施中である。
タイ・チェンマイ周辺の3地域でネツタイシマカの幼虫を採集し、各地域の腹部斑紋の変異を調査中である.

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 津田良夫(分担執筆): "蚊の不思議-多様性生物学、8章蚊の暮らしからわかること-ネッタイシマカの適応と文化"東海大学出版. 255 (2002)

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公開日: 2003-04-03   更新日: 2016-04-21  

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