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2001 年度 実績報告書

スギ花粉症の免疫疫学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 13670380
研究機関京都府立医科大学

研究代表者

小笹 晃太郎  京都府立医科大学, 医学部, 助教授 (20204191)

研究分担者 渡辺 能行  京都府立医科大学, 医学部, 教授 (00191809)
出島 健司  京都府立医科大学, 医学部, 講師 (80217447)
竹中 洋  大阪医科大学, 医学部, 教授 (40137162)
キーワードスギ花粉症 / 免疫 / アレルギー疾患 / 疫学 / IgEb抗体 / サイトカイン / 遺伝子発現
研究概要

京都府南部のあるの町の唯一の公立小中学校の児童生徒を対象として、2001年5〜6月に質問票による調査と血清検査を行った。当年の当該地域の2〜4月のスギ花粉飛散量はダーラム式補集法により合計8369個と極大量であった。小中学校在籍者465人のうち383人(82.3%)に血清検査を行ったところ、スギ花粉特異的IgE抗体の分布は陰性が43.9%、CAPスコア6.0%、2-3が26.9%、4以上が23.2%であった。ダニ特異的IgE抗体の分布は、陰性が57.2%、CAPスコア1が4.4%、2-3が17.0%、4以上が21.4%であった。このうち当年の症状に関する質問に回答があった323人のうち、スギ花粉抗体が陽性で当年3〜4月にスギ花粉症様症状(くしゃみ、鼻みず、鼻づまり、鼻がかゆい、目がかゆい、涙が出る、目がごろごろするのいずれか)が出た者(確定者+疑い者)は42.1%であり、症状が3週間以上続いた者(確定者)は23.8%であった。
スギ花粉症状の発現に対するも免疫関連サイトカインの関与を評価するために、次年度にDNAチップを使用した関連サイトカイン遺伝子の発現を測定するために、スギ花粉IgE抗体価高値(CAPスコア4以上)で症状のある者(1群)、抗体価中等度(CAPスコア2-3)で症状のある者(2群)、抗体価中等度で症状のない者(3群)、および抗体陰性で症状のない者(4群)の抽出を行ったところ、順に、36人、19人、25人、70人であった。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 寺西 秀豊, 内田 満夫, 加藤 輝隆, 加順屋 賢, 小笹 晃太郎: "スギ花粉症における曝露と感作、発症の量反応関係"厚生の指標. 48(10). 1-4 (2001)

  • [文献書誌] 安田 誠, 出島 健司, 久 育男, 小笹 晃太郎: "アレルギー性鼻炎の薬物療法に対するメタアナリシス"アレルギー. 50(11). 1083-1089 (2001)

  • [文献書誌] K.OZASA, K.DEJIMA, H.TAKENAKA: "Prevalence of Japanese cedar pollinosis among school children in Japan"International Archives of Allergy and Immunology. 受理(2002年1月11日).

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公開日: 2003-04-03   更新日: 2016-04-21  

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