研究課題/領域番号 |
13670381
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
公衆衛生学・健康科学
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研究機関 | 武庫川女子大学 (2002-2003) 大阪市立大学 (2001) |
研究代表者 |
伊達 ちぐさ 武庫川女子大学, 生活環境学部, 教授 (60047389)
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研究分担者 |
福井 充 大阪市立大学, 大学院・医学研究科, 助手 (40173322)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2003
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キーワード | バイオマーカー / 食事摂取量 / 食事記録法 / ビタミンE / ビタミンB6 / ビタミンB12 / 葉酸 / ビタミンC |
研究概要 |
長野、大阪、鳥取、沖縄の4地域において、健康な住民で30〜60歳代の健康な人々242名(男性121名、女性121名)を対象者とした。 13種類の血中生化学的指標を測定するため、対象者は1年間隔で2回採血された。これらの生化学的指標は、個人の食事摂取状況を反映すると考えられているものであった。さらに、対象者はこの1年間の各季節に4日ずつ、すなわち合計16日間の秤量食事記録法を彼らは実施した。そして、1年間の食事性栄養素摂取量の平均値が算出された。そして、1年間隔で2回測定した血中生化学的指標のPearson相関係数を算出し、再現性の指標とした。ビタミン類の相関係数は0.3〜0.5、コレステロールなどの脂質の相関係数はおよそ0.8で、統計学的に有意であった。これらの結果から、生化学的指標の再現性は高いことが確認された。さらに、我々は食事性栄養素摂取量と生化学的指標の相関係数を算出し、妥当性の指標とした。ビタミンE、ビタミンB6、ビタミンB12、葉酸、ビタミンCの相関係数は、0.18〜0.35の範囲の値を示し、統計学的に有意であった。食事性葉酸摂取量と血中葉酸濃度との相関係数が最も高かった。 また、食事性ビタミンC摂取量と血中ビタミンC濃度との相関係数は、女性において男性より高いことが観察された。このことから、血中ビタミンC濃度は喫煙の影響により低下するのではないかと推察された。 我々は、これらの血中ビタミン類の濃度は、1年間という長期間あるいは2週間程度の短期間の食事摂取量を示す生化学指標として利用できる可能性が高いと結論した。
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