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2001 年度 実績報告書

職業性ストレスがおよぼす循環器疾患危険因子と勤務状況についての検討

研究課題

研究課題/領域番号 13670395
研究機関金沢医科大学

研究代表者

石崎 昌夫  金沢医科大学, 医学部, 助教授 (10184516)

研究分担者 本多 隆文  金沢医科大学, 医学部, 講師 (60097441)
三浦 克之  金沢医科大学, 医学部, 講師 (90257452)
中川 秀昭  金沢医科大学, 医学部, 教授 (00097437)
キーワード欠勤 / 仕事ストレス / 職位
研究概要

ある金属製品製造工場の約7500人(男女比4:3)を対象に、平成7年度に行った職業性ストレス基礎調査の結果より、男牲労働者について、職位と仕事ストレスを心理社会的要因として、短期欠勤日数との関連を検討した。年齢は調査時35-58歳の範囲とし、職位は給料体系によって分類した。仕事ストレスは、Karasekのjob demad/controlモデルを使って評価した。欠勤に関しては、年次有給・計画年休・病気欠勤・通院年休・自己都合によるものを有効とし、さらに観察期間内に欠勤が計6日間以内であった者を拾い上げた。なお、観察期間は、各人が仕事ストレス調査を受けた日よりそれぞれ6ヶ月間、12ヶ月間とした。最終的に、ホワイトカラー939人、ブルーカラー1630人について解析を行った。
結果)職位と欠勤の関係:ホワィトカラー(職位により4分割)では、職位が最も低いグループの欠勤が6日/1000日と、職位が最も高いグループの欠勤3日/1000日と比べて統計学的に有意に多いという結果だった。一方、ブルーカラー(職位により5分割)では、各グループ間において、欠勤数の有意な違いは認められなかった。以上の結果は、観察期間6ヶ月・12ヶ月ともに同様であった。仕事ストレスと欠勤の関係:ホワイトカラーでは、観察期間6ヶ月・12ヶ月ともに仕事要求度が高いグループは低いグループに比して、欠勤数が有意に少なかったが、仕事コントロール・サポートとはいずれも明確な関係を認めなかった。ブルーカラーにおいては、明らかな傾向は認めなかった。
今後は、短期間欠勤と健康状態の関係をさらに検討すること。および、来年度は職業性ストレス調査を行い、前回の調査との比較検討を行うためのデータを集積する予定である。

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公開日: 2003-04-03   更新日: 2016-04-21  

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