研究課題/領域番号 |
13670468
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研究機関 | 自治医科大学 |
研究代表者 |
岡崎 仁昭 自治医科大学, 医学部, 助教授 (40285789)
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研究分担者 |
佐藤 英智 自治医科大学, 医学部, 助手 (60306157)
平田 大介 自治医科大学, 医学部, 助手 (10316523)
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キーワード | アポトーシス / FTY720 / C2-セラミド / 関節リウマチ |
研究概要 |
(1)関節リウマチ(RA)由来培養滑膜細胞をFTY720と細胞膜透過性C2-セラミド(1-100μM)存在下に培養し、アポトーシスを誘導するか否かを解析した。アポトーシスの解析は、FACS-canを使用してa)DiOC6(3)を用いたMitochondrial permeability transition b)Annexin-Vを用いたmembrane alterations、c)Propidium iodideを用いたDNA lossの測定、d)Anti-active caspase-3抗体を用いたcaspase-3の測定で行った。FTY720またはC2-セラミドは共に10μMにてアポトーシスが誘導され、ミトコンドリアーカスパーゼ依存性であった。 (2)既に関節炎を発症しているDBA/1マウス40匹をコントロール群、FTY720投与群(2mg/kg)、3回経口投与した。治療効果判定は、1)paw swelling、2)関節の組織免疫学的検査、3)血清リウマトイド因子等の免疫学的検査を指標にした。結果はFTY720投与群、C2-セラミド投与群、副腎皮質ステロイド投与群共に有意な改善は観察されなかった。投与量、投与方法の変更が必要と考えられた。 【考察】FTY720とC2-セラミドは少なくともin vitroではRA由来滑膜細胞に対してアポトーシス誘導能を有し、RAに対する新しい治療法となりうることが示唆された。
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