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2001 年度 実績報告書

肝発癌に関与する遺伝子の検出

研究課題

研究課題/領域番号 13670569
研究機関日本大学

研究代表者

森山 光彦  日本大学, 医学部, 講師 (50191060)

研究分担者 浅井 聡  日本大学, 医学部, 助教授 (80231108)
キーワード肝細胞不規則再生 / 原発性肝細胞癌 / 慢性C型肝炎 / 肝硬変症 / GeneChip / DNA microarray
研究概要

平成13年度は、まず臨床分野において、Interferon治療が慢性C型肝炎の肝組織所見のうち、肝細胞不規則再生に与える影響について検索した。この結果、IFN治療例のうちsastained virologic responder(SR)例では、IFN治療によりIRの程度は劇的に改善されることを確認した。
またnon respoder(NR)例においてもIRの程度は非治療例に比較して改善されていることを確認した。次に、手術切除された肝細胞癌(HCC)例の癌部および非癌部肝組織より、DNA micro arrayを用いてIRに関与していると考えられる遺伝子の検出を行った。この結果では、upregulateされている遺伝子(gene)としては、Map/microtuble affinity-regulating kinase 3, HGF receptor, KiSS-1, MMP-10, p34 protein kinase, CDK4, IFN gamma receptor beta subunit, angiopoietin 1 receptor, endotherial cell kinase, transcription elongation factor SII, paired box protein 3(PAX3), neural cadherin, CXC chemochain, interferon gamma, NCAM-1, matrix metalloproteinase 2(MMP2)などが検出された。またDown regulateされていた遺伝子としては、matrix metalloproteinase 8(MMP8), adenylate cyclase VII, semaphorin E, TGF-beta receptor type 1, MARK-3, LCAT, interferon regualatory factor 1, Nk-1 receptor, transcription factor relIB, interleukin 15, TNF-alpha converting enzyme.などが検出された。現在これらについてin situ hybridization法を用いて、IRに一致して発現している遺伝子の特定を行っている。またGeneChip法については、現在HCC例の癌部および非癌部肝組織より、比較的長いRNAの抽出に成功し、現在cRNAの作成に当たっている。今後Chipをhybridizeさせる予定である。

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公開日: 2003-04-03   更新日: 2016-04-21  

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