研究課題/領域番号 |
13670777
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
小児科学
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研究機関 | 旭川医科大学 |
研究代表者 |
伊藤 善也 旭川医科大学, 医学部, 講師 (70241437)
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研究分担者 |
石井 拓磨 旭川医科大学, 医学部, 助手 (70312452)
蒔田 芳男 旭川医科大学, 医学部, 助手 (20271778)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2002
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キーワード | 思春期発現 / SNP / GnRH受容体 / LH / CG受容体 / FSH受容体 / ハプロタイプ |
研究概要 |
思春期発現に関する遺伝的傾向を解明するために、視床下部-下垂体-性腺系におけるホルモン受容体(GnRH受容体、LH/CG(luteinizing hormone/choriogonadotropin)受容体とFSH受容体)をcodeする遺伝子の多型を解析した。 日本人標準SNPsデータベースより上記受容体に関するsingle nucleotide polymorphism(SNP)情報を得た。GnRH受容体には6個、LH/CG受容体には7個、FSH受容体には25個のSNPが存在した。設計したプライマーを用いて対照群のSNPを同定し、解析に用いるSNPを決定した。その結果、GnRH受容体は2個、LH/CG受容体は2個、FSH受容体は4個のSNPでハプロタイプを構成することとした。次に思春期早発群および思春期遅発群についてSNPを同定し、ハプロタイプ頻度を推定し、対照群を含めた3群間で差があるかどうかを検討した。 その結果、GnRH受容体のハプロタイプをみると、対照群と思春期早発群、対照群と思春期遅発群の間には有意差が存在した。しかしながら思春期早発群と思春期遅発群の間では差を認めなかった。LH/CG受容体では、3群の間で差を認めなかった。FSH受容体では、4つのSNPsを用いても群間に差がなかった。そこで2個のSNP間でハプロタイプを検討すると、IMS-JST012841とIMS-JST022161で思春期遅発群と対照群の間に差を認めた。 最終的に3つの受容体遺伝子を解析しても3群を前方視的に弁別することができるハプロタイプは得られなかった。
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