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2003 年度 実績報告書

小児白血病細胞におけるLAT1の発現とそのインヒビターによる増殖抑制効果の解析

研究課題

研究課題/領域番号 13670836
研究機関杏林大学

研究代表者

別所 文雄  杏林大学, 医学部, 教授 (40010285)

研究分担者 楊 國昌  杏林大学, 医学部, 助教授 (70255389)
吉野 浩  杏林大学, 医学部, 助手 (30333032)
遠藤 仁  杏林大学, 医学部, 教授 (20101115)
キーワード小児白血病 / LAT1 / 4F2hc / アミノ酸トランスポーター / ウェスタンブロット / 細胞内局在 / 凍結切片 / ゼラチンカプセル
研究概要

昨年度は、LAT1および4F2hcの細胞内局在をみるため、細胞の塗抹標本上で蛍光標識抗体を用いた観察を行ったところ、共焦点顕微鏡による観察で全ての分子が細胞質内に見られたが、細胞膜への限局化傾向を示唆する所見が得られなかった。これまでの固形腫瘍を用いた研究では、LAT1は、4F2hc存在下では細胞膜に局在してその機能を発現しているものと考えられており、細胞膜への限局化傾向がみられなかった理由が白血病細胞の特徴であるのかどうかが問題となった。固形腫瘍での研究では、塗抹標本ではなく、切片による断面の観察であったため、白血病細胞についても同様に細胞の断面を作り観察する必要が考えられた。
そこで本年度は、白血病の断面を出す方法として、白血病細胞浮遊液を遠心し、ペレットをOCTコンパウンドに包埋、凍結切片を作ることを考え。患者検体は少量しか得られないことも多いため、極微量の検体にこの方法を応用するための工夫が必要となった。この方法として、微量検体を扱う電子顕微鏡用資料の作成技術を応用し、白血病を遠心管ではなく、ゼラチンカプセルに入れて遠心し、出来たペレットを取り出すことなく、ベレットをそこに入れたカプセルにOCTコンバウンドを注入して凍結し、カプセルごと切片にする方法を用いることを考え、市販白血病細胞株を対象に現在この技術の完成を計っているところである。

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公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

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