• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2001 年度 実績報告書

StARノックアウトマウスによる先天性副腎リポイド過形成症の性腺における病態解明

研究課題

研究課題/領域番号 13670838
研究機関慶應義塾大学

研究代表者

長谷川 奉延  慶應義塾大学, 医学部, 講師 (20189533)

キーワードsteroidogenic acute regulatory protein / StARノックアウトマウス / StAR / GnRHダブルノックアウトマウス / ゴナドトロピン / テストステロン / 脂肪沈着 / 精子形成
研究概要

既に作成済みのsteroidogenic acute regulatory protein(StAR)ノックアウトマウスと自然発生ゴナドトロピン放出ホルモン(GnRH)遺伝子異常マウス(以下GnRHノックアウトマウス)を交配し、StAR/GnRHダブルノックアウトマウスを作成した。StAR/GnRHダブルノックアウトマウス、およびStARノックアウトマウスを内科的に長期生存させることに成功した。生下時から経時的に屠殺し、本年は遺伝的雄において以下の検討を行った。
1.血中テストステロンの測定
8週齢のStAR/GnRHダブルノックアウトマウスの血中テストステロン値はStARノックアウトマウスよりも有意に低値であった。
2.精巣の組織学的検討
生下時:StAR/GnRHダブルノックアウトマウスの精巣における脂肪沈着はStARノックアウトマウスと同程度であった。
8週齢:1)StAR/GnRHダブルノックアウトマウスの精巣はStARノックアウトマウスよりも肉眼的に明らかに低形成であった。2)StAR/GnRHダブルノックアウトマウスの精子形成はStARノックアウトマウスに比べ明らかに未成熟であった。3)StAR/GnRHダブルノックアウトマウスの精巣は脂肪沈着を全く認めなかった。一方、StARノックアウトマウスの精巣内間質には多量の脂肪沈着を認めた。
以上の成績は、StARノックアウトマウスの精巣における思春期年齢以降の脂肪沈着はゴナドトロピン依存性であることを強く示唆する。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Hasegawa T, et al.: "Gene knockout approaches to steroidogenesis"Human Press, Totowa, NJ. U.S.A. (in press).

URL: 

公開日: 2003-04-03   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi