研究課題/領域番号 |
13670845
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研究機関 | 東京女子医科大学 |
研究代表者 |
秋元 馨 東京女子医科大学, 医学部, 助手 (70212438)
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研究分担者 |
中沢 誠 東京女子医科大学, 医学部, 教授 (10075567)
今村 伸一郎 東京女子医科大学, 医学部, 助手 (00176497)
松岡 瑠美子 東京女子医科大学, 医学部, 講師 (50120051)
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キーワード | 転写因子 / 先天性心疾患 / 遺伝子解析 |
研究概要 |
これまでに当研究室のリンパ球細胞・ゲノムDNAバンクに登録された先天性心疾患症例を詳細に分析し、左室型、右室型単心室症例を抽出し、推測される心臓特異的転写因子の遺伝子異常の有無を検討した。まず転写因子d-HANDとe-HANDはそれぞれ右側、左側の心室に発現していることから、HAND遺伝子の解析を右室低形成、左室低形成など心室形態異常を伴う症例において行った。さらにHANDの上位にはCsx/Nkx2.5が存在し、左右軸決定因子と協調的にHANDの発現を制御しているものと思われることから、Csx/Nkx2.5遺伝子の解析も同じ症例において検討した。 対象:無脾症候群・多脾症候群を含めた右室低形成、左室低形成など心室形態異常をきたした症例18名である。(両大血管右室起始13名、両大血管左室起始1名、左室低形成症候群1名、右室型単心室2名)方法:まず同意を得て採血した患者の末梢リンパ球を細胞株化し、ゲノムDNAを抽出した。続いてd-HAND、e-HANDおよびCsx/Nkx2.5のcDNAシークエンスより作成したプライマーを用いて各遺伝子をコードするエクソンをPCR法にて増幅した。このサンプルをSingle strand conformational polymorphism(SSCP)法を用いて異常バンドの有無を検討した。結果:まず心室形態異常を伴う症例において、転写因子d-HAND、e-HANDの異常バンドを認めた症例ななかった。引きつづきCsx/Nkx2.5の解析を行ったが、施行した範囲では異常バンドを認めず、遺伝子異常は認められなかった。
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