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2003 年度 実績報告書

注意欠陥多動性障害の病態解明,治療に関する神経生化学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 13670852
研究機関久留米大学

研究代表者

山下 裕史朗  久留米大学, 医学部, 講師 (90211630)

研究分担者 山田 茂人  佐賀医科大学, 医学部, 教授 (20158190)
西 昭徳  久留米大学, 医学部, 講師 (50228144)
松石 豊治郎  久留米大学, 医学部, 教授 (60157237)
石田 重信  久留米大学, 医学部, 講師 (30248405)
石橋 正俊  久留米大学, 医学部, 助教授 (20168256)
キーワード注意欠陥多動性障害 / 神経伝達物質 / 唾液 / MHPG / 薬物治療 / 非薬物療法
研究概要

平成15年度は、唾液を検体として、唾液中のノルアドレナリン代謝産物のMHPGやストレス物質であるコルチゾールの測定が可能か、まず成人を対象に検討した。小児科病棟勤務の研修医や医学生を対象に、当直勤務の前後での唾液中MHPGやコルチゾールの変動を検討した。唾液採取用の特殊な綿と容器を用い検体採取は容易であった。また3名のADHD患者で唾液検体採取を依頼、問題なく検体採取できた。平成16年度は、対象をADHDなど軽度発達障害をもつ子どもと対照児に広げ、薬物治療前と治療後の変化、治療効果との相関などを検討し、診断や治療評価に用いることが可能か検討する。また、新しい治療薬(選択的セロトニン、ノルアドレナリン再吸収阻害薬:SNRI)についての研究を生理学教室と共同で始めた。ラット線条体スライスを用いた電気生理学的実験ではSNRI投与によって効果が示唆された。現在、臨床応用が可能かを少数例で検討中である。PETが平成16年1月に導入され、PETを用いてのADHDの病態解明に関する研究も平成16年にはスタートする予定である。海外の薬物療法、非薬物療法に関する最新の情報も海外での学会、見学や研修を通じて得ており、論文投稿中である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 山下 裕史朗: "久留米保健福祉環境事務所の「就学前の気になるお子様の相談」の現状"チャイルドヘルス. 7・2. 67-70 (2004)

  • [文献書誌] 山下 裕史朗: "小児の神経精神疾患の薬物療法-ADHDの薬物療法-"小児科診療. (印刷中). (2004)

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公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

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