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2003 年度 実績報告書

定位放射線照射による脳傷害の画像評価の基礎的検討

研究課題

研究課題/領域番号 13670959
研究機関大阪市立大学

研究代表者

細野 雅子  大阪市立大学, 大学院・医学研究科, 講師 (00315988)

研究分担者 中山 圭子  大阪市立大学, 大学院・医学研究科, 助手 (80326264)
田中 清明  大阪市立大学, 大学院・医学研究科, 助教授 (10106346)
キーワード定位放射線照射 / 精度管理 / 画像評価
研究概要

平成15年度は、我々が考案した動物用定位放射線照射システムにおいて、その精度をより臨床のレベルにまで近付けるべく改良を行った。
平成14年度に構築したX-Knife(Radionics社製USA)を用いた治療計画システムにおいては、ファントム実験においてフィルム法による照射野形状、照射線量の測定を行っているが、我々の定位放射線照射装置の動作は安定しており、φ1cmのコリメーターを用いて5arcsの定位放射線照射を行った(中心線量20Gy)時の線量分布は15、18Gyの等線量曲線で囲まれる面積を比較し、その誤差が20%程度であり再現性よく照射可能であることが証明された。しかし治療計画用CT撮像を行い、その後定位放射線照射装置再固定する場合に、球状ファントムではgeometryの再現性の評価が困難であったため、平成15年度では、照射装置のear-bar、上顎固定具の相対的位置関係が同一なCT撮像用頭部固定具の設計、製作を行った。またこれを用いてファントム実験を行い、さらなる改良を加え、その再現性について検証を行った。予めファントム内のfilm gap内にマーカーを貼り、そのファントム内の位置を把握しておく。このマーカーを中心にSRS(5arcs、中心線量;20Gy)の計画を行う。一方、治療計画に従い、GAF Chromic filmを内蔵したファントムを動物用照射装置で実際に照射行い、治療計画上での線量分布と比較した。マーカーの位置を球の中心から5mm、1cmのスライス上としたが、いずれも照射野形状の差は面積で20%程度と、再現性が保たれていた。今後動物実験において、臨床に則した条件での実験が可能となった。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 細野雅子, 田中清明, 他: "Construction and verification of STI device for cat model"Radiosurgery. In press. (2004)

  • [文献書誌] 田中清明, 佐原朋宏, 長畑智政, 白石順二, 久保田哲裕, 細野雅子, 西川節, 原充弘: "LINAC radiosurgeryにおける精度管理並びに照射法-γ-Knife^<TM>への挑戦-"定位的放射線治療. 7巻. 11-23 (2003)

  • [文献書誌] 近藤聖子, 細野雅子, 他: "Use of FDG-microPET for detection of small nodules in a rabbit model of pulmonary metastatic cancer"Annals of Nuclear Medicine. 18巻・1号. 51-57 (2004)

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公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

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