研究概要 |
マルチスライスヘリカルCTとして東芝社製Aquilion、Workstationとして東芝社製ALATOVIEW、ZIO社製M900、TeraRecon社製AquiliousがNetwork化されて稼動している。本研究費により、サーバーとしてPC Server(DELL Precision, Windows2000, RAID5)、PC端未としてDESKTOP-PC(DELL DIMENSION、Windows XP)、NOTE-PC(IBM THINKPAD, Windows XP)を購入し、既存のNetworkとLANを介して接続した。ソフトウェアとして、ZIO社から無償提供されているExaVision Lightを登録・ダウンロードしてDICOM Viewerとして利用している。本ソフトウエアでは大容量データでもリアルタイムの画像表示、および、リアルタイムのMPR/MIP表示が可能であり、機能に制限があるものの読影業務にも応用可能と考えられる。現在は、これらの構築したNetworkにより、マルチスライスCTから生じる大容量データを画像診断システムとして効率的に利用できるかの臨床評価を開始して、その問題点を明らかにしているところである。また、他部門も含めて、NOTE-PCのPC端未を用いて大容量データの新たな活用法に関する考案を開始した。小林泰之、田中修により研究計画や方向性を決定し、小林泰之、田中修、松浦克彦、濱田健司により、実際に構築したシステムを読影室に設置して臨床応用しつつ、その臨床的有用性と問題点を評価して、国内外の学会で発表を行う予定である。
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