研究課題/領域番号 |
13670960
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
放射線科学
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研究機関 | 自治医科大学 |
研究代表者 |
小林 泰之 自治医科大学, 医学部, 助手 (40285804)
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研究分担者 |
濱田 健司 自治医科大学, 医学部, 助手 (60316544)
松浦 克彦 自治医科大学, 医学部, 講師 (00240979)
田中 修 自治医科大学, 医学部, 助教授 (60171740)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2002
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キーワード | マルチスライスCT / ネットワーク / 画像診断システム / CRT診断 / PC / フリーウェア / サーバー |
研究概要 |
マルチスライスCTの登場により、より高速に、0.5mmや1mmを用いた高分解能ボリュームデータを収集できるようになり、画像診断に用いる患者データ量は遥かに増大し、フィルムで読影するという従来の読影システムが機能しなくなった。データの高分解能化により臨床におけるMPRの有用性が飛躍的に増大し、MPRやMIPを用いたボリュームデータを用いた読影法への変換が必要となってきた。我々は、汎用のコンピュータとWindowsベースのフリーウェア、或は、低価格ソフトを活用することにより、低価格かつ高速で、マルチスライスCTの大容量データに対応する読影診断システムを構築した。PC Server(Windows2000,RAID5)を導入、PC端末としてDESKTOP-PC、NOTE-PCをマルチスライスCTとNetwork接続した。DICOM ViewerソフトウェアとしてZIO社製ExaVisionを利用したが、人容量データでもシネ表示、リアルタイムのMPR/MIP表示が可能で、読影業務として臨床応用が可能である。データの高分解能化により臨床におけるMPRの有用性が飛躍的に増大した。マルチスライスCTから生じる大容量データを利用する画像診断システムの臨床評価を開始したが、画像発生数は4列のマルチスライスCT1台で10.000-20000枚/日と膨大であり、データ転送速度5-6/枚程度では転送速度が遅く、ストレージ容量的にも年間1.2-2.4TBが必要であり、本システムを運用するには限界も多数存在する。
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