研究課題/領域番号 |
13670967
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
放射線科学
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研究機関 | 東海大学 |
研究代表者 |
鈴木 豊 東海大学, 医学部, 教授 (70019967)
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研究分担者 |
小林 利毅 東海大学, 医学部, 助手 (00307290)
那須 政司 東海大学, 医学部, 助手 (70287093)
安田 聖榮 東海大学, 医学部, 助教授 (10161861)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2002
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キーワード | 術中プローブ / センチネルリンパ節 / F-18 FDG / 消滅放射線計測 / 測定器性能評価ファントーム / ラディオガイド下手術 |
研究概要 |
1.低エネルギーおよび高エネルギーに対応できるシンチレーションプローブおよびコリメータの概要を設計し、メーカーに制作依頼し、購入した。 2.点線源を空気中、水中で任意の間隔で三次元的に移動可能な放射線検出器特性測定用ファントームを作成した。本ファントームは、測定間隔を0.1mmより任意に可変、移動範囲は、深さ方向100mm、水平方向70mmである。核種指定により減衰補正が可能である。 3.Tc-99mを使用して、検出器のカウント応答性、エネルギー分解能、コリメータの遮蔽能を実測し、満足すべき結果を得た。 4.上記、放射線測定器特性測定用ファントームを用いて、Tc-99mの140KeVフォトンに対する空気中および水中におけるコリメータ装着プローブの応答を測定した。このデータをもとに、コリメータの等反応曲線を作成した。等反応曲線は、作成したコリメータが十分な指向性を有していることを示した。水中での感度分布も満足すべき結果であった。 5.上記、3,4の実験をF-18消滅放射線についても実施した。検出器、コリメータの遮蔽能は、満足すべき結果であった。計数率特性の点では、高計数率での測定効率に改良の余地があることが判明した。等反応曲線の解析では、空間分解能を向上させる必要性があるという結果であった。 6.この装置を実際の手術の際使用し、実際の人体における測定感度、効率、操作性について検討した。測定感度は、さらに向上させる必要があるとの結論に達した。全体的な操作性、データの表示などは、従来の同種装置に比較して優れているという術者の意見であった。 7.以上の成果を、第8回世界核医学会で報告した。
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