研究課題/領域番号 |
13670970
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
放射線科学
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研究機関 | 金沢医科大学 |
研究代表者 |
利波 久雄 金沢医科大学, 医学部, 教授 (70139773)
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研究分担者 |
高橋 直樹 金沢医科大学, 医学部, 助手 (20308612)
北川 和子 金沢医科大学, 医学部, 助教授 (60102042)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2002
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キーワード | ダイナミックMRI / 高速撮像法 / 涙道造影 / アンチレクス / シェーグレン症候群 / 涙腺機能 |
研究概要 |
シェーグレン症候群が疑われる患者48名に対して、塩化エドロホニウム(アンチレクス)急速静注によるダイナミックMR涙道造影を施行した。使用したMRIは臨床用1.5テスラ装置であり、SN比向上のため受信用コイルとして直径約4cmの小径コイルを用いた。撮像プロトコールは健常ボランティアによる基本的検討の結果設定したものを用いた。パルス・シークエンスは、高分解能MRI用としてTGSE法(512マトリックス、撮像時間28-35秒)、ダイナミックMR涙道造影用としてsingle-shot RARE法(256マトリックス、撮像時間7.1秒)を使用した。ダイナミックMR涙道造影から流涙による涙嚢から鼻涙管の描出の状態を経時的に観察し、その描出の程度をnormal、delayed、non-visualizedの3群に分類した。さらにこれらの対象患者に対して、口唇腺生検によるシェーグレン症候群の診断と病期判定および眼球乾燥試験(Schirmer's test)による涙腺分泌機能障害の判定を行った。得られたデータからダイナミック脈涙道造影所見と、口唇腺生検および眼球乾燥試験との比較検討を行った。その結果、ダイナミックMR涙道造影所見とシェーグレン症候群の重症度および涙腺分泌機能との間に有意な相関関係が認められた。今回の検討の結果、ダイナミックMR涙道造影がシェーグレン症候群における涙腺分泌機能の客観評価法として有用であることが示された。
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