本研究の平成14年度実施計画に従い研究を行った。 1.Creリコンビナーゼ挿入アデノウイルスベクターの作製完了。 2.上記のCreリコンビナーゼ挿入アデノウイルスベクターを用いて、平成13年度に作製した不死化ストローマ細胞(テロメラーゼ遺伝子導入骨髄ストローマ細胞)からのテロメラーゼ遺伝子の切り出し実験に成功(完了)。 3.平成13年度に作製した超大量化学療法の動物モデルへのストローマ細胞移植の併用実験完了 骨髄(単核細胞)移植単独に比べて、骨髄単核細胞と増幅ストローマ細胞の移植を併用すると造血回復速度が速くなることを確認した。 以上の研究実施計画を完了することができた。その結果、これまで成し得なかった増幅ストローマ細胞移植を併用した造血幹細胞移植の有用性が確認された。
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