研究課題/領域番号 |
13671104
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
上野 光博 新潟大学, 医学部・附属病院, 講師 (90260546)
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研究分担者 |
坂爪 実 新潟大学, 医学部・附属病院, 助手 (70334662)
成田 一衛 新潟大学, 大学院・医歯学総合研究科, 講師 (20272817)
下条 文武 新潟大学, 大学院・医歯学総合研究科, 教授 (20126410)
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キーワード | 難治性糸球体腎炎 / DNAマイクロアレイ解析 / クラスタリング / 腎生検 / ネフローゼ症候群 / 遺伝子多型 / 半月体形成性糸球体腎炎 / IgA腎症 |
研究概要 |
糸球体腎炎モデル(ラット半月体形成性糸球体腎炎)を用いて、DNAマイクロアレイ(Gene Chip^<TM>:RatGenomeU34A)解析後、階層的クラスタリングを行った。その結果、細胞外基質と分解酵素(metalloproteinase)遺伝子群の同期した特徴ある発現が観察された。この中から、in situ hybridizationによって発現部位を確認し、病態形成に重要であると考えられたmetallo-proteinaseの一つに着目して抗血清を作成、投与し、その役割を検討している(論文準備中)。また、糸球体腎炎では尿細管障害も認めるが、ゲンタマイシン腎症モデルを用い、osteopontinとそのレセプターCD44の尿細管回復過程への関与を解明した。 さらにラット腎炎モデルで針腎生検を行い、得られた1μg以下の微量RNAからmRNAを増幅(T7-based RNA amplification)してDNAマイクロアレイ解析を行った。Wholeの腎組織から得た遺伝子発現プロファイルと近似したデータを得ることができ、ヒト腎生検標本での発現遺伝子のプロファイリングを進めている。 一方、動物モデルを基に、当研究施設の特徴である豊富な臨床サンプルを利用して、ヒト腎疾患での遺伝子多型の解析を進めている。難治性腎炎であるIgA腎症では、その発症に関与するとされるIgA-Fcレセプター、uteroglobinの遺伝子多型がIgA腎症の予後に関連することを報告した。またネフローゼ症候群患者検体(8例)の末梢血免疫細胞での発現遺伝子データを得、疾患特異的に発現する遺伝子群を絞り込んでいる。
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