研究課題/領域番号 |
13671160
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
内分泌学
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研究機関 | 自治医科大学 |
研究代表者 |
石川 三衛 自治医科大学, 医学部, 教授 (70112620)
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研究分担者 |
長坂 昌一郎 自治医科大学, 医学部, 講師 (00296112)
草鹿 育代 自治医科大学, 医学部, 助手 (30285788)
斎藤 孝子 自治医科大学, 医学部, 助手 (90296103)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2002
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キーワード | バソプレッシン / アクアポリン-2 / 低ナトリウム血症 / 転写調節 / SIADH / 浸透圧 |
研究概要 |
基盤研究(C)補助金により、バソプレッシン(AVP)依存性低Na血症における水チャネルアクアポリン-2(AQP-2)の動態に関する研究を行った。In vivo研究では、雄性SDラットに実験的にSIADHモデルを作製した。対照ラットに比し、SIADHラットは低Na血症120mmol/l以下を認め、尿濃縮力の減退が存在しAVP escape現象が認められた。腎集合尿細管細胞でのAVP受容体結合能、AVP V_2受容体mRNA発現はいずれも著しく低下するが、両群に差違を認めなかった。AQP-2 mRNA発現は、SIADHラットでupregulationされるが、対照ラットに比べて有意に減弱していた。同様の変化は、腎内AQP-2蛋白発現、尿中AQP-2排泄でも認められた。SIADHラットでは、体液量増大に伴う細胞容量変化あるいは血漿浸透圧の低下が、直接AQP-2の転写調節を抑制してAVP escape現象をもたらすことが示唆される。In vitro研究では、浸透圧変化がAQP-2遺伝子発現を直接調節するか、AQP-2 promoter遺伝子を用いて検討した。AQP-2遺伝子5'上流を-9.5kbまで用いて、AVP(cyclic AMP)、高浸透圧(600 mmol/kg)に対するプロモーター活性をルシフェラーゼ活性から測定した。Cyclic AMP反応部位(CRE)は-1.1kbまでに存在するが、浸透圧反応部位は-9.5〜-1.1kbに存在することが明らかになった。さらに、AQP-2の5'上流を5分画に分けて調べると、高浸透圧反応領域は-9.5〜-7.7kbと-6.0〜-4.2kbの2ケ所に存在することが判明した。今後、さらにAVP escapeにつながる浸透圧調節系によるAQP-2 promoter領域の解析を行い、反応部位の同定を試みるプロジェクトを進める所存である。
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