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2001 年度 実績報告書

2型糖尿病におけるレプチン抵抗性の病態代謝学的解析

研究課題

研究課題/領域番号 13671205
研究機関川崎医科大学

研究代表者

松田 昌文  川崎医科大学, 医学部, 講師 (00199811)

キーワードレプチン抵抗性 / インスリン低抗性 / ラット / 糖代謝測定
研究概要

この研究の1年目の到達目標は齧歯類における糖代謝測定系の設定とレプチン感受性試験の開発である。更にこれを用いラットにおいてレプチン抵抗性の発現及びレプチン投与実験を行い2型糖尿病発症の一つのモデルとしてレプチン抵抗性の病態の意義を明らかにすることを実施中である。レプチン感受性試験:実験動物を試験の3-7日前に麻酔下に頸部切開し左頚動脈,右頚静脈にカテーテルを挿入した。試験日には絶食後,pancreatic clampを行い,2時間後Friedmanらの方法に従いleptin注入を開始しさらに3時間後に[3-^3H]glucoseの注入を始めた。90分間高インスリンクランプを施行。血糖はglucose oxidase法で測定し,レプチン,インスリンはELISAで測定した。^3H-glucoseは除蛋白した後,^3H_2Oを分離しβシンチレーションカウンターで測定した。血液中への糖の出現率(Ra)はSteeleの式により計算し消失率(Rd)はRaと血糖分布空間を推定し計算した。クランプ後、麻酔下に組織を採取し液体窒素で凍結させる。雄Wistar系ラット(6週齢,日本チャールズリバー、n=5)を用いた実験で糖代謝を測定したところpancreatic clamp時(somatostatin 3 μg/kg per min, insulin 0.8mU/kg per min)Basal Ra=5.6±0.4mg/kg per min, Rd=5.7±0.5mg/kg per minと観察され,更にレプチン10μg/kg per min投与の場合にRa=7.2±0.6mg/kg per min, Rd=8.0±0.5mg/kg per minと上昇が認められた。現在高脂肪食ラット,db/dbマウスによりleptin作用を検討中である。

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公開日: 2003-04-03   更新日: 2016-04-21  

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