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2002 年度 実績報告書

樹状細胞を用いた移植遺伝子治療の応用

研究課題

研究課題/領域番号 13671250
研究機関自治医科大学

研究代表者

宮崎 国久  自治医科大学, 医学部, 助手 (10260837)

研究分担者 李 小康  国立成育医療センター研究所, 移植・外科研究部, 室長 (60321890)
小西 文雄  自治医科大学, 医学部, 教授 (20142242)
遠山 信幸  自治医科大学, 医学部, 講師 (10265283)
木村 広光  国立成育医療センター研究所, 共同利用研究室, 室長 (80115477)
キーワードアデノウイルスベクター / IDO / Cre / loxP / 樹状細胞 / 遺伝子治療 / lentivirus vector / apoptosis / 膵頭移殖
研究概要

本研究では、(1)昨年度作製したAxCALNIDOをA/Jマウス由来樹状細胞(XS106)に感染させ、リンパ球の活性を抑制するか否かをMixed lymphocyte reaction(MLR)を用いて検討した。MLRの結果から、AxCALNIDOを感染させた群は、コントロール群であるAdxCre群に比べ、24時間およぴ48時間ともにリンパ球の増殖が抑制されていた。このことにより、DCにIDOを発現させることで、リンパ球の活性を抑制することが明らかとなった。また、その作用機序として、cell cycleの制御及ぴapoptosis誘導についてFACSにて検討を行い、細胞死の誘導によるリンパ球の活性抑制が示唆された。(2)ラットDCの大量培養、純化及ぴ遺伝子導入の検討:GM-CSFを添加しない方法、即ちFlt-3/Flk-2+IL-6を用いたラット骨髄細胞からのDCの分化・培養法を確立した。GM-CSF+IL-4を添加する方法と比較して、培養開始後3週間く'らいで採取してきた骨髄細胞数の10〜20%に相当する数のDCはサイトスピン像とFACSで同定し、DCであることを確認した。また、ラットmature DCのpurificationの方法について、得られたラットDCをNKR-PIA(CD161a, C型レクチン)にてautoMACSでpositive selectionを行なうと、ほぼ100%mature DCのみにpurifyすることができた。さらに、Adenovirus、Lentivirusに組み込んだEGFPを用いて、DCへの遺伝子導入を試み、導入率、細胞毒性等の検討により、Rat DCの遺伝子導入にはLentivirusを使用するのがベストと考えられた。(3)ラット膵島移植モデルを用い、AxCALNIDO導入後の拒絶反応抑制効果について検討を行った。明らかなグラフト延長効果が得られなかった。その機序について検討中である。

  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] Y.Fukuhara, et al.: "Gene Expression Profile in the Regenerating Rat Liver after Partial Hepatectomy"Jounal of Hepatology. (In press).

  • [文献書誌] L Guo, et al.: "Simultaneous Blockade of Co-stimulatory Signals, CD28 and ICOS, Induced a Stable Tolerance in Rat Heart Transplantation"Transplant Immunology. (In press).

  • [文献書誌] X-K.Li, et al.: "Prolongation of transgene by co-expression of cytokine response modifier A in roden liver after adenoviral gene transfer"Molecular Therapy. 5. 262-268 (2002)

  • [文献書誌] L Guo, et al.: "Prolonged survival in rat liver transplantation woth mouse monoclonal antibody against an inducible co-stimulator(ICOS)"Transplantation. 73. 1027-1032 (2002)

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公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

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