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2003 年度 実績報告書

移植臓器保存において体外循環を用いた長期保存法に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 13671262
研究機関金沢医科大学

研究代表者

伊川 広道  金沢医科大学, 医学部, 教授 (20124935)

研究分担者 岡本 晋弥  金沢医科大学, 医学部, 講師 (00329377)
増山 宏明  金沢医科大学, 医学部, 助手 (90255480)
キーワード肝移植 / 灌流保存 / 体外循環
研究概要

肝移植においてドナー肝の長期保存を可能にすることをめざし、虚血再灌流障害を回避してドナー肝の灌流保存の至適条件を探ることを目的として研究を行っている。
摘出ブタ肝臓の門脈に膜型肺で酸素化した血流を流して、門脈の動脈化を行い、下大静脈から回収した血液を再び膜型肺に導く回路によって灌流するシステムを作成して灌流実験を行ってきた。これまでに行った灌流温度を37℃と21℃に設定した実験結果では、いずれにおいても灌流血中の血糖値が2500〜3850mg/dlと著しく高く、BEは-23nEq/lとアシドーシスとなり、灌流温度の設定のみでは糖新生を抑えることが出来なかった。
平成15年度は肝・膵同時灌流実験を行った。門脈からの灌流では膵の灌流は出来ないため、右胃動脈、左胃動脈、胃十二指腸動脈と門脈本幹を結紮切離して、肝臓と膵臓の同時灌流を腹部大動脈-下大静脈系で試みた。理論上は可能な系と考えられたが、手術操作が煩雑なためか、今年度のみではこの系を完成させることは出来なかった。

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公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

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