研究概要 |
(臨床研究) 担癌患者と内分泌異常の関連について検討した。 入院した癌患者にTRH負荷試験をおこなった。測定項目は甲状腺刺激ホルモン(TSH),プロラクチン(PRL),成長ホルモン(GH),甲状腺ホルモン(freeT3およびfreeT4)であり,内分泌検査で異常の発現率を検討した。 この内分泌異常とは,通常TRH負荷試験を行うとTSHおよびPRLは血中濃度が上昇し,GHは抑制されるものであるが,担癌患者での異常反応ではGHが上昇してしまったり,TSHおよびPRLが抑制されたりする,というものである。この異常が進行癌では多く見られ,予後も不良のようであり,現在研究中である。
|