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2002 年度 実績報告書

担癌生体における内分泌環境の変化と全身状態、予後の関連性についての研究

研究課題

研究課題/領域番号 13671321
研究機関横浜市立大学

研究代表者

利野 靖  横浜市立大学, 医学部附属病院, 講師 (50254206)

研究分担者 今田 敏夫  横浜市立大学, 医学部附属病院, 教授 (50168514)
キーワード担癌 / 内分泌環境 / 予後 / 胃癌 / 食道癌
研究概要

【目的】内分泌系の異常と癌の悪性度が関係するかを検討する。【対象・方法】胃癌患者、食道癌患者を対象とし、TRH負荷試験をおこなった。GH前値の2倍かつ5ng/ml以上上昇したものをPR陽性と定義した。内分泌系の異常と癌の悪性度を表すか検討した。【結果】stage別では胃癌ではstageが進むとPR陽性の発現率が有意に高かった。食道癌では深達度がa2以深でPR陽性の発現率が有意に高かった。胃癌stageIVの中でPR陽性の症例は陰性例に比し、治療成績が不良であった。食道癌でも治療成績が良かったが有意差は無かった。【結論】胃癌、食道癌患者では癌が進行するとGHの異常反応がおおくの症例で観察されるようになるが、TSHへの影響はないようであった。PR陽性の発現と胃癌の治療成績とに相関関係がみられた。以上より内分泌系の異常反応は胃癌の悪性度を表す可能性が示唆された。現在この反応とサイトカインの関連性も検討中であるが良好な結果は得られていない。
今年度国際胃癌学会で発表予定である。

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公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

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