研究課題/領域番号 |
13671322
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研究機関 | 横浜市立大学 |
研究代表者 |
渡会 伸治 横浜市立大学, 医学部, 助教授 (10244477)
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研究分担者 |
林崎 良英 理化学研究所, ゲノム科学総合研究センター, プロジェクトディレクター (70192705)
窪田 徹 横浜市立大学, 医学部, 助手 (10315773)
石川 孝 横浜市立大学, 医学部, 助手 (80275049)
岡崎 康司 理化学研究所, ゲノム科学総合研究センター, チームリーダー (80280733)
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キーワード | liver failure / hepatectomy / cDNA microarray / apoptosis |
研究概要 |
Wistar系雄生8〜12週齢ラットを用い、肝切除率90%、95%のモデルと、対照としての開腹、肝脱転のみのsham operationモデルをぞれぞれ作製した。肝切除後1時間、3時間、6時間、24時間でラットを犠牲死させ、残肝を採取し、AGPC変法にてTotal RNAを抽出、oligo-dT primerとCy3-dUTP、Cy5-dUTP、super script II reverse transcriptaseを用いmRNAをcDNAに逆転写、ラベリングを行った。それぞれの肝切除群と、対照群よりラベリングしたprobe cDNAを競合的にmuse 40K microarrayにハイブリダイゼーションさせる。MicroarrayのsignalをGene pixを用いてscanningし、Cy3、Cy5のsignal intensityをそれぞれ定量的に測定し、肝切除群と対照群の遺伝子発現プロファイルの差異の情報を得た。実験の再現性を確保するため、同一の条件の実験を2回行った。 得られた結果をGene-Spring(silicon genetics社):クラスター解析プログラムを用いて、経時的な遺伝子発現の変化を解析した。 その結果95%(過大量)肝切除モデル群は90%(許容量)肝切除モデル群と比較し、apoptosis関連因子では、Fas, caspase8、IL-18の早期よりの高発現とBc1-2の低発現を認めた。cell proliferation関連因子ではP21の早期からの高発現を認めた。HSPは全体に低発現であった。 以上の結果を、5^<th>IHPBAで発表の予定である。
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