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2001 年度 実績報告書

DNAチップを用いた胃癌の遺伝子発現プロファイル解析と腹膜播種性転移予測への応用

研究課題

研究課題/領域番号 13671326
研究機関京都府立医科大学

研究代表者

阪倉 長平  京都府立医科大学, 医学部, 助手 (10285257)

研究分担者 岡崎 康司  理化学研究所, ゲノム科学総合センター, 遺伝子構造・機能研究グループチームリーダー (80280733)
萩原 明郎  京都府立医科大学, 医学部, 助教授 (90198648)
キーワードDNAチップ / 胃癌 / 腹膜播種性転移
研究概要

我々は、これまでにマイトマイシンC吸着微粒子活性炭(MMC-CH)腹腔内投与による漿膜浸潤陽性胃癌の再発予防への有効性を報告してきた(Lancet,1992; Cancer Res.,1993)。しかしMMC-CHなどの腹腔内癌化学療法には、血小板減少、イレウス等の副作用があり、その適応を術中に迅速に決定する必要がある。そこでRT-PCR法を用いた腹腔洗浄水中の微少癌細胞の検出を行う際に有用な、より特異性の高い新しいマーカーのスクリーニングをcDNAチップを用いて試みた。胃癌腹水癌由来細胞株6種類(KATO-III, SNU5, SNU16, SNU719, GT3TKB, HS39),コントロールとして腹腔洗浄液中のリンパ球及び中皮細胞よりmRNAを抽出し、理研ヒトcDNAチップで解析を行った。
ヒトcDNAチップでの解析の結果+-1.96SD以上の優位差のあったものとして,1.従来のマーカーとして良く知られているCD44やCEA;2.新しいマーカーになる可能性のあるものとしてUbiquitinA,14-3-3,NucleolinやEST数種類を確認した。これらの発現をRT-PCR、ノザン法で確認した。さらにこれらが胃癌症例において再発予測の指標になりうるかを検討した。また既知の増殖因子などと相同性のあるESTに関しては、全長のcDNAクローニングと機能解析を行う予定である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Sakakura C et al.: "Polymerase chain reaction for detection of carciroembyonic antigen-expressing tumor cells on milky spots"Int.J.Cancer. 95. 286-289 (2001)

  • [文献書誌] Sakakura C et al.: "Tumor-amplified kinase BTAK is amplified and over expressed in gastric cancers"Brit J Cancers. 84. 824-831 (2001)

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公開日: 2003-04-03   更新日: 2021-12-10  

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