研究概要 |
超常磁性鉄AMI-25をAdvanced Magnetics, Inc.(USA)から購入した。A7を産生するマウスハイブリドーマのDNAから可変領域をコードする遺伝子を取り出し、ヒトリンパ球のDNAから得た定常領域をコードする遺伝子と結合して、プラスミドに組み込み、これを酵母細胞に組み込んで培養し、培養上清を精製してキメラ化A7-Fab分画を作成した。AMI-25は微粒子超磁性鉄がデキストランT-10で被覆されており、α1,6-グルカンを過ヨウ素酸(NaIO_4)で酸化し、遠心によって酸化された超磁性鉄を分離後、キメラ化A7-Fab分画と混和し、キメラ化A7Fab-AM1複合体を得た。複合体と非結合キメラ化A7-Fab分画とを遠心で分離した。キメラ化A7Fab-AMIの抗体活性はヒト膵癌培養細胞株HPC-YSを用いて行ない、非標識キメラ化A7-Fab分画と比較したところ、キメラ化A7Fab-AMIの抗体活性が保たれていることが明かとなった。
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