研究課題/領域番号 |
13671352
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器外科学
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研究機関 | 日本医科大学 |
研究代表者 |
坊 英樹 日本医科大学, 医学部, 助手 (20333122)
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研究分担者 |
川並 汪一 日本医科大学, 老人病研究所, 教授 (70096973)
ガジザデ モハマッド 日本医科大学, 老人病研究所, 助教授 (30190979)
栗原 雄司 日本医科大学, 医学部, 助手
森山 雄吉 日本医科大学, 医学部, 教授
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研究期間 (年度) |
2001 – 2002
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キーワード | 食道扁平上皮癌 / 放射線照射 / ジーンフィルター / gene expression |
研究概要 |
食道癌に対する放射線の治療効果機序は充分に理解されていない。今回我々は放射線照射に対する治療効果を分子生物学レベルにて把握するために、食道扁平上皮細胞癌に対する放射線照射効果をジーンフィルターにより解析という研究課題に対して、日本医科大学老人病研究所の協力により研究設備を利用して、以下の実験、解析を行い得た。まず、準備した、高分化、中分化、低分化の3種類の食道扁平上皮癌培養細胞群に対して、それぞれに2,4,8グレイと3段階に放射線照射線量を変えて照射を行った。次に、それぞれ放射線線量の異なる細胞群より、0分、15分、30分照射後経過した細胞群から各々、RNAを抽出した。さらに、抽出した各々のRNAにラジオアイソトープ(P33)をラベルし、ジーンフィルター(GF211)を利用してハイブリダイゼイションを行った。その結果、ハイブリダイゼイションされた放射線総量の異なった各細胞群の遺伝子発現パターンの変化から、今回、今までに報告のなかった幾つかの変化が認められた。この変化は、食道扁平上皮癌の放射線治療効果、及び、放射線耐性に何らかの形において関与する可能性があるのではないかと想像される。これら変化のある遺伝子のなかで細胞周期、アポトーシスまたはマトリックスに関する遺伝子を数個確認した。今回、8Gy.30分にて最も放射線照射の効果が現れた。今後は、同一のRNAサンプルよりこれらの遺伝子を定量的RT-PCRで確認し、更にcDNAマイクロアレイ実験を重ね、食道扁平上皮癌に対する放射線効果に密接に関連する遺伝子を見出す予定である。
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