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2002 年度 実績報告書

急性肺傷害と肺移植後拒絶反応におけるPhospholipaseA2動態の意義

研究課題

研究課題/領域番号 13671386
研究機関大阪大学

研究代表者

太田 三徳  大阪大学, 医学系研究科, 助手 (30203805)

研究分担者 南 正人  大阪大学, 医学系研究科, 助手 (10240847)
キーワードマウス / 肺虚血再灌流障害 / ホスオリパーゼA2 / サーファクタント / リン脂質
研究概要

[mouse肺虚血再灌流実験1】PLA_2IIAのあるmouse(BALB/c)と先天的に欠除しているmouse(C57BL/6)を用い1時間の虚血後1,3,6時間でのBALF中PLA_2IB濃度(ELISA法)と活性(ADAM法)を測定した。これらの群では変化を認めなかった。
[mouse肺虚血再灌流実験2】そこで同動物を用い1時間の虚血後1,3,5日でのBALF中PLA_2IB濃度とPLA_2活性を測定した。BALB/cにおいてBALF中PLA_2IB濃度および活性はパラレルに変化し術後1日目に4.6倍に増加した後減少し術後5日目には術前とほぼ等しい値になった。動脈血酸素分圧はPLA_2活性が最も上がった1日目に最も低くPLA_2活性の低下とともに改善した。このPLA_2活性を抗PLA_2IB抗体で特異的に阻害すると約95%活性が阻害されBALF中のリン脂質分解活性は今までいわれていたPLA_2IIAによるものではなく、ほとんどがPLA_2IBによるものであることがわかった。C57BL/6においても同様の結果であったがPLA_2IB濃度とPLA_2活性は2.6倍までしか上がらなかった。現在組織の蛍光免疫染色を用いたsPLA_2IBの発現、またBALF中のサーファクタント(リン脂質)の含有量及び組成の変化を検討しているところである。ノックアウトマウスは先方よりまだ送られてきていない。送られ次第今回検討できなかったサイトカインなどとともに検討を行う予定である。

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公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

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