クモ膜下腔再生・修復に関する実験的研究

2001 年度 実績報告書

• 研究課題/領域番号: 13671454
• 研究機関: 大阪府立大学
• 研究代表者: 角田 茂 大阪府立大学, 総合科学部, 教授 (60163862)
• キーワード: subarachnoid space / arachnoid trabecular cell / regeneration

研究概要

本研究は、外傷あるいは手術時に障害されたクモ膜下腔を再生・修復することを目的としたもので、頭蓋骨骨髄より幹細胞を採取し、in vitroで培養し、正常クモ膜下腔を支えているarachnoid trabecular cellへと分化させ、傷害されたクモ膜下腔へと自家移植する研究である。移植後、一定の時間をおいて髄液循環動態とクモ膜下腔の状態を、光顕的・電顕的に確認し、臨床応用可能かどうか判断する。現在、骨髄より幹細胞を採取する予備実験を行っているが、まだ幹細胞を分離・培養するまでに至っていない。

研究成果

• [文献書誌] Nagai R, Tsunoda S et al.: "PCNA positive cells in the hippocampal SGZ decline after irradiation in a rodent model"Neurological Research. (in press).