研究概要 |
申請者は視床下部ホルモンであるPituitary adenylate cyclase-activating polypeptide(PACAP)およびその受容体遺伝子であるPVR-1,-2,-3の血RNAが下垂体腺腫の機能上調節を行っていること、gonadotroph adenomaとnullceUadenoma.でPACAPが重要な働きを担っていることを報告し、またそれらがapoptosisを制御していることを報告した。本申請初年度ではヒト下垂体腺腫HP75培養細胞を使用しapoptosisの制御にp16,p21,p27,p53等の関連を調べるべく、HP75培養細胞をTGF添加によるapoptosis誘導群と、PACAP-38を添加したapoptosis抑制群とで比較検討している。 HP75培養細胞の生着に時間を要したが現在培養細胞を24時間培養後サイトスピンで細胞をプレパラートに付着させ、両群のapoptosis indexを検討した結果、TGFでは有意にapoptosisを発現した群がPACAP-38を同時添加する事によりapoptosisが抑制された。このapoptosisの調節に関連する因子の検討を現在行っている。
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