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2002 年度 実績報告書

悪性グリオーマの浸潤能評価in vivoモデルの確立とその治療研究への応用

研究課題

研究課題/領域番号 13671469
研究機関帝京大学

研究代表者

長島 正  帝京大学, 医学部, 教授 (70217991)

研究分担者 片山 晴子  帝京大学, 医学部, 助手 (40307187)
田中 秀樹  帝京大学, 医学部, 助手 (50276713)
松野 彰  帝京大学, 医学部, 助教授 (00242058)
キーワードグリオーマ / 多発性腫瘍 / 弧発性腫瘍 / GFAP / P53 / MIB-1 / ファイブロネクチン / ラミニン
研究概要

予定していたGFP発現plasmid(pCMS-EGFP : Clontech社)のtransfectionに関し、組み換えDNA実験の申請後承認審査に長時間を要し、14年末に決定がなされたため今年度内のGFP発現plasmidのtransfection実験遂行が困難となった。このため我々はこの間に臨床材料を用い画像上のグリオーマ浸潤と、各種のバイオマーカーの発現との相関を比較検討し、グリオーマの浸潤能の評価を試みた。
glioblastomaあるいはanaplastic astrocytomaの中で、診断時の画像上多発性腫瘍の所見を示した4例のパラフィン包埋切片および画像上弧発性腫瘍の所見を示した10例のパラフィン包埋切片を対象に、GFAP、MIB-1、P53、ファイブロネクチン、ラミニンの免疫染色を行ってそれぞれの発現の程度を評価し、多発性腫瘍すなわち臨床上浸潤速度が早いと考えられる腫瘍群と弧発性の腫瘍群との間での発現の差を検討した。
GFAP、P53等では発現程度の数量化を現在構築中であり、したがってこれらについては統計処理は今後の課題であるが、これまでの観察ではMIB-1陽性細胞数の全細胞数に対する割合、すなわち増殖能を示すMIB-1 staininng index(SI)が多発腫瘍で高い傾向を示すことが示された。すなわち、浸潤能は増殖能を反映していることを示唆する結果であったが、症例数が少ないために有意差が出ない可能性があり、特に多発性腫瘍症例を渉猟して症例数を加え、その他のマーカーの発現の統計処理と合わせて検討したい。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 長島 正: "神経膠腫の成長因子"脳神経外科Advance Practice. 5. 164-167 (2002)

  • [文献書誌] 松野 彰: "ラット下垂体GHRHとSRIFの投与下でのRab3b蛋白の形態学的名発現様式とGH分泌との関連"ホルモンと臨床O2臨床増刊号内分泌病理学最近の進歩2002. 50. 41-44 (2002)

  • [文献書誌] 長島 正: "内科学"杉本恒明 他 総集編 朝倉書店. 2110 (2003)

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公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

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