研究概要 |
現在まで対照群としてラット20匹にポリエチレン粉を8週まで膝関節内に持続投与し,4週目より破骨細胞抑制因子(OPG)の対照として生食を注入し終った。レントゲン所見で全例に骨融解を認めており,現在脱灰標本にて骨量の測定,組織学的検討を行なっており,近くデータの集計がなされる予定である。 さらに本年4月より,OPG投与群の手術を予定しており,OPG2mgと1mgの各20匹ずつを作製し,対照群と,骨量,オスラオライシス(骨融解)の有無,組織学的,免疫学的分析を行なう予定である。破骨細胞分化促進因子(ODF)の定量も行なう予定であるが,ODFの測定は現在ヒトモノクローナル抗体の作製中であり,ELISAによる分析を予定している。
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