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2001 年度 実績報告書

肺高血圧モデルでの一酸化窒素合成酵素の誘導が麻酔薬の血管拡張作用に及ぼす影響

研究課題

研究課題/領域番号 13671583
研究機関広島大学

研究代表者

黒田 真彦  広島大学, 医学部, 助手 (50322243)

研究分担者 弓削 孟文  広島大学, 医学部, 教授 (40034128)
山野上 敬夫  広島大学, 医学部・附属病院, 講師 (10174765)
キーワード橈骨動脈 / リング / ニコランジル
研究概要

実験材料:冠動脈バイパス術時に残余として得られるヒト橈骨動脈から,実験用に採取する.
【等尺性張力の測定】
過去にわれわれが報告した方法に従い,実体顕微鏡下に橈骨動脈周囲の脂肪組織剥離を行い,長さ約3mmのリング標本を作成する.リング標本に2本のステンレス性の支持器を取り付け,一方を緩衝液20mlを満たしたガラス性水槽の底部に固定し,他方を張力トランスデューサー(日本光電TB612T)に接続し等尺性張力を測定する.緩衝液はKrebs-Henselelt液を使用し,緩衝液は恒温槽により37℃に保たれ,95%酸素-5%二酸化炭素混合気にて飽和される.
KCl(60mM)による収縮が最大となる張力を至適静止張力とする.
標本の安定化を待った後以下のプロトコールに従って張力測定を行う.
【拡張試験】
(1)ノルエビネフリンを低濃度から順次投与し(10^<-9>M-10^<-4>M),それぞれの濃度によって生じた張力を測定する.
(2)最大張力の50-75%の張力が得られる濃度のノルエピネフリンを用いて前収縮させる.
(3)L-NAME(10^<-6>M)前処置群,グリペンクラミド(10^<-6>M)前処置群,朱処置群の3群にニコランジルを低濃度から順次投与し(10^<-9>M-10^<-4>M)張力を測定する.
各濃度の薬剤に対する張力から,濃度-反応曲線を作成する.拡張の強さはPapaverine(10^<-4>M)による拡張に対する百分率で表す.
【研究成果】
現在本研究を進行中である.本研究が終了した段階で,学会報告を行う予定である.またノルエピネフリン以外の収縮薬へのニコランジルの作用を検討する予定である.

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公開日: 2003-04-03   更新日: 2016-04-21  

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