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2001 年度 実績報告書

共焦点レーザー生体顕微鏡を用いた痛みの研究

研究課題

研究課題/領域番号 13671620
研究機関大阪医科大学

研究代表者

宇田 るみ子  大阪医科大学, 医学部, 助手 (10223546)

研究分担者 中野 佳津  大阪医科大学, 医学部, 助手 (20288715)
南 敏明  大阪医科大学, 医学部, 助手 (00257841)
キーワード共焦点レーザー生体顕微鏡 / レチノイン酸 / レチノール / comedolysis / 皮膚微小循環 / 血管拡張薬
研究概要

共焦点レーザー生体顕微鏡を用いた皮膚における定量的評価
1.Comedolysis
無毛のrhinomouseモデル(Charles River : Portage, MI and Jackson Laboratories : Bar Harbor, ME)を使用し、坐瘡治療薬のall-transレチノイン酸, all-transレチノールの局所投与を行った、経時的に共焦点レーザー生体顕微鏡による皮膚の形態学的変化を観察した。
Comedolysisの形態学的パラメーターとして、utriclesの直径および、単位面積当たりのut-riclesの密度を測定した結果、両者とも1週間塗布で直径および密度は減少し、2週間塗布でut-riclesは消失した。ただし、レチノイン酸は、レチノールと異なり、utriclesの数は有意に減少したが、直径の減少は有意ではなかった。以上より、共焦点レーザー生体顕微鏡は、皮膚において非侵襲的に実時間の変化を捕らえることができるとともに薬剤投与における形態学的・定量的評価を可能とすることがわかった。
2.皮膚微小循環
次に、慢性疾痛疾患患者に見られる皮膚血流の変化を共焦点レーザー生体顕微鏡で研究するために、ヒトで得られた画像中の皮膚微小循環をビデオに撮影し、単位面積当たりに認められる毛細血管数、血管の直径、血管内を移動する血球成分の速度測定を行っている。血管拡張薬のニトログリセリンクリームを局所塗布した後、約2時間より血球速度は上昇傾向にあり、観察が容易となった。プロスタグランジンE_1クリーム、リドカインテープを貼付し、現在検討中である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 南 敏明, 他: "痛みの可塑性"生物物理. 41. 15-19 (2001)

  • [文献書誌] 中野佳津: "皮膚科診療プラクティスNo.14 機器を用いたスキンクリニック"編:田上八郎、宮地良樹、瀧川雅浩、文光堂(印刷中のため未定). (2002)

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公開日: 2003-04-03   更新日: 2016-04-21  

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