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2001 年度 実績報告書

免疫抑制マウスへの移植系を用いたヒト卵巣皮質よりの成熟卵回収の試み

研究課題

研究課題/領域番号 13671688
研究機関東北大学

研究代表者

寺田 幸弘  東北大学, 医学部・附属病院, 助手 (10260431)

研究分担者 村上 節  東北大学, 大学院・医学系研究科, 助教授 (20240666)
キーワード卵巣移植 / 免疫抑制マウス / 卵巣凍結保存 / 卵胞発育
研究概要

平成13年度上記プロジェクトは長足の進展を遂げた。すなわち
1 : 免疫抑制マウス(NOD-SCIDマウス)体内に、患者の同意のもと産婦人科手術時に採取されたヒト卵巣皮質を移植した。10週間の生着期間をおきヒト卵胞刺激ホルモンにて卵胞発育を誘導したところ移植ヒト卵巣組織内に胞状卵胞の発育を認めた。また、その胞状卵胞を構成する細胞のステロイド合成系の諸酵素の発現を免疫組織化学的に検討したところ、ヒト体内で発育したそれらと同様の発現がみとめられ、マウス体内で発育したヒト卵胞のステロイド合成系は正常であることが明らかになった。これらのデータはImmunohistochemical localization of steroidogenic enzymes in human follicle following xe notransplantation of human ovarian cortex into NOD-SCID miceという論文にまとめ現在投稿中である。
2 : さらにこの移植系にNOD/SCID/g cnullマウスを応用した。このマウスは現在異種組織移植には最適と考えられる系であり。極めて良好な移植後生着率が得られている。また、ヒト卵胞刺激ホルモンで卵胞発育を誘導したところ、排卵直前のヒト成熟卵胞であるグラーフ卵胞までの発育が確認された。これは卵巣組織より人体外で成熟卵胞が発育した世界ではじめての知見でありSuccessful generation of human graafian follicle in novel immunodeficient mouse.という論文にまとめ現在投稿中である。
上記のような試みより移植系は確立したと考えている。平成14年度はこの系を応用してさらなる知見の獲得を目指す。
平成13年度上記プロジェクトは長足の進展を遂げた。すなわち
1:免疫抑制マウス(NOD-SCIDマウス)体内に、患者の同意のもと産婦人科手術時に採取されたヒト卵巣皮質を移植した。10週聞の生着期間をおきヒト卵胞刺激ホルモンにて卵胞発育を誘導したところ移植ヒト卵巣組織内に胞状卵胞の発育を認めた。また、その胞状卵胞を構成する細胞のステロイド合成系の諸酵素の発現を免疫組織化単的に検討したところ、ヒト体内で発育したそれらと同様の発現がみとめられ、マウス体内で発育したヒト卵胞のステロイド合成系は正常であることが明らかになった。これらのデータはImmunohistochemical localization of steroidogenic enzymes in human follicle following xe notransplantation of human ovarian cortex into NOD-SCID mice.という論文にまとめ現在投稿中である。
2:さらにこの移植系にNOD/SCID/g cnullマウスを応用した。このマウスは現在異種組織移植には最適と考えられる系であり,極めて良好な移植後生酋率が縛られている。また、ヒト卵胞刺激ホルモンで卵胞発育を誘樽したところ、排卵直前のヒト成熟卵胞であるグラーフ卵胞までの発育が確認された。これは卵巣組織より人体外で成熟卵胞が発育した世界ではじめての知見でありSuccessful generation of human graafian follicle in ncmvl immunodeficient mouse.という論文にまとめ現在投稿中である。
上記のような試みより移植系は確立したと考えている。平成14年度はこの系を応用してさらなる知見の獲得を目指す。

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公開日: 2003-04-03   更新日: 2016-04-21  

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